保育士資格 過去問 令和4年(2022年)前期 問18

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保育士の過去問 令和4年(2022年)前期 保育原理 問18 - 過去問ドットコム (kakomonn.com) 

 

私なり解説

・保育所保育指針(◆平成29年03月31日厚生労働省告示第117号) (mhlw.go.jp)

 

A K君の行動には何か理由があると考えるべき。

→×

一人一人の子どもの状況や家庭及び地域社会での生活の実態を把握するとともに、子どもが安心感と信頼感をもって活動できるよう、子どもの主体としての思いや願いを受け止めること。

保育所保育指針、第1章 総則、1 保育所保育に関する基本原則、(3) 保育の方法 より

一人一人の子どもの置かれている状態や発達過程などを的確に把握し、子どもの欲求を適切に満たしながら、応答的な触れ合いや言葉がけを行う。

一人一人の子どもの気持ちを受容し、共感しながら、子どもとの継続的な信頼関係を築いていく。

保育所保育指針、第1章 総則、2 養護に関する基本的事項、イ 情緒の安定 より

 

B Aと同じく、K君の気持ちを考えずに対処するのではなく、その行動の背景を知ったうえで対処法を考えていく。

→×

 

C Aと同じく、K君の気持ちを受け止めることがまず大切。可能な限り待ってあげることは適切。

→〇

 

D 母親が2歳の妹にかかりきりになっていてK君との時間を十分に確保できていないなどの可能性を考え、母親にも話を聞いてみることは必要。

→〇

一人一人の保護者の状況やその意向を理解、受容し、それぞれの親子関係や家庭生活等に配慮しながら、様々な機会をとらえ、適切に援助すること。

保育所保育指針、第1章 総則、1 保育所保育に関する基本原則、(3) 保育の方法 より

 

E K君が自発的に行動を起こしたくなるような工夫をすることは、K君や保護者の意思を否定することなく、主体性を重視することなので、適切。

→〇

ア 一人一人の子どもの状況や家庭及び地域社会での生活の実態を把握するとともに、子どもが安心感と信頼感をもって活動できるよう、子どもの主体としての思いや願いを受け止めること。

イ 子どもの生活のリズムを大切にし、健康、安全で情緒の安定した生活ができる環境や、自己を十分に発揮できる環境を整えること。

ウ 子どもの発達について理解し、一人一人の発達過程に応じて保育すること。その際、子どもの個人差に十分配慮すること。

エ 子ども相互の関係づくりや互いに尊重する心を大切にし、集団における活動を効果あるものにするよう援助すること。

オ 子どもが自発的・意欲的に関われるような環境を構成し、子どもの主体的な活動や子ども相互の関わりを大切にすること。特に、乳幼児期にふさわしい体験が得られるように、生活や遊びを通して総合的に保育すること。

保育所保育指針、第1章 総則、1 保育所保育に関する基本原則、(3) 保育の方法 より